秋の夜長に『トオマス・マン短篇集』を

秋の夜長に『トオマス・マン短篇集』を

『トニオ・クレエゲル』、『ヴェニスに死す』に続いて、同じく実吉捷郎訳で『トオマス・マン短篇集』を朗読します。

学生時代に読んだときは、大して面白いとも思いませんでした。しかし今ではトーマス・マンの初期短篇のなかに描かれている、実生活に対立する精神を持て余した病的な人物たちに、限りない親しみを感じています。

『トニオ』配信以来、すっかり私の守り本尊になってしまったマンの出発点をたどることで、私自身の乏しい叙事的表現の灯心を掻き立てたいと思います。

だいたい22時ぐらいからやります。枠を切り替えて1篇読み切ることが多くなるかもしれません。都合と気分次第でやらないこともあります。

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