善光寺 茶室の修理費 クラウドファンディングで目標額上回る 令和6(2024年2月21日水11時48分雨 長野市の善光寺は、クラウドファンディングで老朽化した茶室の修理費用を募った結果、目標金額を上回り、ことし４月にも修理を始めるとしています。 善光寺は、大勧進にある茶室の「沈香亭」の老朽化が進んでいるとして、雨漏りのおそれがある「こけらぶき」の屋根などの修理を計画しています。 しかし、信徒の高齢化による寄付の減少や、コロナ禍の観光収入の低迷などで財政状況が悪化し、修理費用の工面が難しいとして、善光寺は、初めて、去年１２月２０日から今月２０日までの２か月間、クラウドファンディングで費用を募っていました。 その結果、当初目標としていた１０００万円を３０％ほど上回る１３３０万円余りの資金が４６０人から寄せられたということです。 これを受けて、善光寺は、ことし４月にも修理を始め、秋には、記念の茶会や法要を行いたいとしています。 また、当初の目標より資金が集まったため善光寺は、「沈香亭」周辺の竹でできた垣根の修繕や、建設当時からある庭木などの手入れにかかる費用に充てるとしています。 善光寺の栢木寛照住職は「多くの人たちから支援をいただき、本当にありがたいです。歴史ある建物や周囲の環境をしっかり守りたいです」とコメントしています。